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脳血管障害(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)

脳梗塞

脳血管の一部が詰まり、その先に十分な血流がいかず脳細胞がダメージを受ける病気です。

診断を確定するために、頭部MRI検査・頭部CT検査・心電図・心臓超音波検査などが行われます。

主な治療には薬物治療とリハビリテーションがあります。また、再発を予防するために手術をすることもあります。

脳梗塞を起こして一定の時間以内に適切な治療を受ければ、後遺症のリスクを下げることができます。そのため、一刻も早く治療を受けることが重要な病気です。片方の手足が動かしづらい・片方の手足がしびれる・喋りづらい・突然片方の視野が暗くなるといった症状がある場合は必ず速やかに医療機関にかかってください。

その際は脳神経内科・脳外科・救急科にかかることをおすすめします。

  脳出血 

何らかの原因により脳の血管が破れて、脳の中に出血を起こす病気です。出血でできた血の塊が脳を圧迫したり、脳にむくみが起こったりして、脳の機能に障害があらわれることがあります。

頭痛や吐き気、嘔吐、手や足の運動麻痺・感覚障害などさまざまな症状が現れ、出血量が多い場合には生命に危険が及ぶこともあります。

主な原因は高血圧ですが、糖尿病や喫煙なども関係しています。

脳内出血が疑われる場合は、頭部CT検査や頭部MRI検査などを使って詳しく調べられ、診断された場合は血圧を下げる治療や脳のむくみをおさえる治療を行います。状態が落ち着いた後にはリハビリテーションによって後遺症の改善を図ります。突然頭痛が起こり、手足の動かしにくさなどが現れた場合には脳内出血が原因の可能性があります。

すみやかに脳神経内科や脳外科、救急科を受診してください。

くも膜下出血

脳血管の一部が破裂して、出血がくも膜下腔に広がる病気を「くも膜下出血」といいます。

原因の約80%を脳動脈瘤の破裂が占め、その他の原因には脳動静脈奇形からの出血などがあります。今までに経験したことがない激しい頭痛や吐き気・嘔吐などが主な症状で、重症化した人では意識がもうろうとします。

CT検査を中心とした画像検査などで診断が行われます。発症直後は「痛みをとること」「安静を保つこと」「血圧を下げること」が治療の中心になります。状態が落ち着いたところで原因(脳動脈瘤や脳動静脈奇形など)の治療(手術・カテーテル治療など)が行われます。状態によっては緊急手術が必要な人もいます。

突然今までにない激しい頭痛が現れて吐き気や嘔吐をともなう人は、くも膜下出血を起こしている可能性があります。近くの救命救急科や脳神経外科を速やかに受診してください。救急車を呼ぶことも検討してください。

 

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